日テレの放送について

1次予選も終了。
日本は「歴史的な」引き分けを最後に、2007年のワールドカップを終えました。
もちろん全ての試合を生で観ていましたが、敢えて観戦記は書かず。
なぜなら、毎回同じ感想しかもてなかったので。

良くやった。
素晴らしいディフェンスだった。
しかし大事なところでミスが多く、戦略的に攻めに工夫が無かった。

ラグビーは格下のチームが格上を喰うことは殆ど無く、五分以上の試合をするためには、まさに乾坤一擲の完璧なチームプレーが必要。
意思の統一されていない攻撃と、後半開始後に必ず訪れる集中力の切れは、やはり「まだ勝てない」と痛感させられるばかりでした。
まだまだ歩き始めたばかりのJKジャパン、これから「タフさ」が攻守に渡って発揮されることを期待します。

それはそうと、地上波の日テレ。
自分はCSで観ていたので後になって友人から聴いたのですが、いつもの巨人戦のノリで80分で放送を終了し、あのカナダ戦の同点トライを放送しなかったのだとか。

競技人口は多い割りに人気の盛り上がらない日本ラグビーにおいて、今回のワールドカップに期待するものは大きかったはず。
ワールドカップ誘致に失敗し、秩父宮の理不尽な値上げに苦しむ日本ラグビー協会としても、日本が1つでも勝利して大会に眼を惹きつけ、その後のトップレベルの試合も含めて世界的な盛り上がりを国民にアピールしたい気持ちがあったでしょう。
事実、自分の周囲でも普段はラグビーなど全く興味の無い人間も「昨日は凄かったみたいね」とか「オーストラリアって、そんな強いの?」とか、普段には無い盛り上がりの兆しが見えていました。

そこへ、スポーツ文化を破壊するつもりとしか思えない、日本テレビの愚挙。

野球、陸上、バレーボールなど、日テレに限らず民放が「おもちゃ」として台無しにしているスポーツは数知れません。
ここで自分は、声を大にして言いたい。

民放は、スポーツ報道なんて大それたことをするのは止めろ

と。
くだらないバラエティでも作り散らかしていればよろし。

NHKでもCSでもケーブルでも、スポーツ観戦が好きな人は、スポーツに敬意を持っている放送局が創った番組をみます。

スポーツはスポーツ選手が主役であり、どちらが勝とうと試合が盛り上がろうと盛り下がろうと、そこで起きたこと全てが物語り。
芸能人に無闇に暑苦しく語らせてみたり、必死で走るランナーに「走るネズミ女」なんて付けてみたり、試合前にアイドルに歌わせてみたり、全ては最悪の勘違い。

矢野さんが落ちついて実況し、小林深緑朗さんや藤島大さんが的確に解説してくれれば、後は素晴らしい試合に集中するだけ。
派手な演出や狂騒的な実況は、せめてラグビーだけは無縁のものであって欲しいものです。

何はともあれ、ワールドカップはこれからが本番。
Go! Black! (古)